下垂体腺腫 闘病記録③
目の異常から発覚した私の病気（下垂体腺腫）
自分がなって初めて知ったこの病気についてと、
自身初の闘病生活を、自分の記憶として何かに役立てられればと、残しておこうと思い
眼科初診時の不安感から、書き続けたメモ帳への独り言をそのまま写してみました。
２０１３年 １月 ～入院、下垂体腺腫の手術の記録①～
1月24日（木） 下垂体腺腫、手術前日、入院と検査
今日はとうとう入院。今日は、明日の下垂体腺腫の手術の時につかうナビゲーションシステム用の細かく撮影したCTと、造影剤をつかったMRIを撮影。主治医の先生から、手術の説明を家族と一緒に聞く。当日はナビゲーションシステムの業者さんもいるからちょっと大勢だけど、気にしないでくださいとの事。すごい最先端の手術を受けられるみたいで…なんかドキドキしてしまう。
このノート…いっぱい落ち込みの日々を書いてるけど、それも明日で終わるといいな。
それにしても、最初は文字も見えてたんだろうけど、今では2重だし、字は消えるは、書いているこばから字が消えるって、どういうマジック！？まあ、こういう不便さも明日の手術で治ってしまえばうれしいな。手術といえば明日なのに、鼻水ズルズルだし、顔には湿疹みたいなのいっぱい出来てるし、なんとなく喉は痛いし…大丈夫か！？私。ティートリーのマスクで喉の消毒をして、今日はもう早く寝てしまおう。一人で何もする事ないし（淋しい）
家では3人仲良くやってるのかな～！？やってるよね、こういう時ばかりは
1月25日（金） 下垂体腺腫、手術当日
12時50分ごろ看護婦さんに呼ばれてベッドのまま手術室へ、いよいよ下垂体腺腫の摘出手術
あなたの手術はなんですか？と聞かれ、「えとえと頭の下垂体の腫瘍を摘出する神経内視鏡の手術…」 とにかく大勢の人がいて緊張というか、ちょっと怖い感じ。手術の準備の段取りを聞いていたのですが、いざ場所に着くと頭の中は真っ白で、言われた通りに動くのが精一杯で、あれよあれよというまに麻酔が聞いてきてあれれ～腕がいたいよ～目が閉じる…
夕方の5時頃、気がついたらもうICUに戻ってきていて、目が覚めた瞬間に吐き気と頭痛でクラクラ。そこから5分10分が長く、その夜はずっと辛い時間が続き、眠れず苦しかった。でも、その5分10分を確認する壁の時計の針が見える！すごい目が見えてる事に感動。朝、家族が来てくれるが笑顔がうまく出来ない…ひきつり笑顔！？
鼻にプレートが入っていて息が上手く吸えない、口が乾いて辛い、動くと吐き気が…
1月26日（土） 頭がクラクラ…食べたいのに食べれない
手術後のCT撮影
主治医の先生より、一般病棟へ戻る許可が下りたので、お昼頃に一般病棟へ戻ってくる
ちょっと動いただけでも頭がクラクラしてくるし、辛い。ずっとそんな感じだった。
起き上がろうとすると、お腹が痛い。そうだった、おへその中を切ってそこから脂肪を取り出して脳の手術の穴に蓋をしたんだ。（すごいです、おへそから出すなんて～）しばらくは我慢。体温は37度台、そんなに高くないけれど、普段の平熱が35度台の私にとっては身体がだるいのはそのせい。
旦那が子供の試合を録画してくれたので、なんとか見たいと頑張ったけど、画像をみるのは今現在15分くらいが限度で、無理しないで今観るのは諦める。目の前の壁をず～っと見つめてる日々。
携帯を開いてみると携帯の液晶画面が眩しすぎて見えないし。すぐ目が疲れてしまうのはまだ落ち着いてないからかな。
夕飯がでると、前日から何も食べてなかったので食べる気満々！なのに、いざ食事を前にして、一口たべると、頭がクラクラ…なんで～！？って感じで全然食べらなかった。悲しいかなこの症状は10日間以上続いてしまう。唯一食べたのはピノ
1月28日（月） 尿量が増えていき・・・
朝の回診で主治医の先生が「鼻のプレート抜きますね～」って
いきなりだったのでちょっとビビリましたが、そんなに痛みもなく抜いてもらい、鼻は一気にスッキリ。もともと鼻息も出来る隙間もあったので思ってた以上に呼吸は楽でよかったのだけど、このあと怖～い耳鼻科の診察が…
痛み止めはほぼ毎日飲み、24時間の点滴。術後３日目くらいから尿量が増えてしまい、水分もしっかりと取るように心がける。28日に尿量を抑える為に点鼻薬処方。
それでもどんどん増えて8時間で2700ミリリットルまで増えてトータルすると１日5リットル以上！？あららら…って感じでした。これも下垂体腺腫の手術の影響のひとつだそう
看護師さんに頑張ってお水のんでね～！って言われ、旦那にペットボトルのお水やお茶をいっぱい買ってきてもらう。一日で５００を５～６本は飲んでしまうので、すごい消費量！おまけにピノばかり食べるので、子供が「病院の売店のピノはお母さんが全部食べちゃった」だって。
2月1日（金） 下垂体腺腫、手術後7日目 あまりの辛さ
１０時ころ、耳鼻科の診察に呼ばれる。鼻の奥のお掃除というのがすごく怖くて、診察の椅子に座る時も震えてしまった。案の定先生に「ごめんね～ごめんね～」と言われながらも内視鏡スコープみたいのを奥に入れるとめちゃくちゃ痛いし怖いしで、背中から大量の汗が流れ、終わってからも脱力状態で車椅子に戻れなかった。「大変だけど、次は麻酔してやりましょう」との事。まだやるの～（涙）
でも、その後がまた辛くて、辛～い痛みがジンジンとやってくる…頓服を飲みぐったりと眠る。今日はお風呂もリハビリもあったけどお休み。動けません～
2月2日（日） 下垂体腺腫、手術後8日目
今日は土曜日なので検査も無く採血もなく～と思ったら朝から点滴の調子が悪く右手に痛みが…確かに手術から8日間ず～と24時間点滴つけっぱなしでよく同じ血管でもったと思う。でももうパンパンになってきててちょっと動かすだけでも痛いので左手に刺し替えてもらうことになった。
左も手術の時は点滴をしていたのでわずかにしこりが残ってはいたのだけど、刺し替えてもらい、痛みもなくなり(*´Д｀)ｽｯｷﾘ。
2月３日（日） 下垂体腺腫、手術後9日目
朝から喉が痛く風邪っぽい感じでだるい、背中がゾクゾクする胃もムカムカ…食べ過ぎみたいな症状。全然食べてないのにさ～、水分を飲んではいるけれど、あ！飲みすぎ！？もしかしてお茶っ葉系飲みすぎかな！？
とりあえず日本茶以外のカフェイン入ったお茶は止めて、お水とスポーツドリンク系のみにする。それでも体調はイマイチで、結局15時くらいまで寝込む。
2月4日（月） 恐れていた日がまたやって来る
12時ころ、耳鼻科の診察に呼ばれる。今日は辛いのは解っているので覚悟を決めて行く。まず鼻に麻酔のガーゼを詰める。これがすご～く辛くて涙がポロポロ…でも、麻酔が効いたらもう痛くないからね、と先生。確かに麻酔が効いて、鼻の奥の掃除も初めて力を抜く事が出来た。
でも、その後がまた辛くて麻酔が切れて痛みがジンジンとやってくる…頓服を飲みぐったりと眠る。今日もりビリがあったけどお休み。夕方ママさんサッカーの友達が来てくれて痛～い話を聞かせて(笑)ちょっと元気出てきたかな…と思ったら、また頓服が切れてきて辛くなる。このままいくと痛み恐怖症になりそう～
今日は眼科もあったけど日にちを変更してもらいひたすら寝込む。
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